遺品整理を検討中の方で、「遺品整理では物をとにかく捨てよう」とお考えの方はいませんか。
何も考えずに捨ててしまうと、捨てなければよかったと後悔することもあります。
そこで今回は、遺品整理で捨ててはいけないものについて紹介します。
□遺品整理で捨ててはいけないものとは
遺品整理で捨てると後悔するものには、金品や契約に関するものの他に、思い出の品が挙げられます。
以下では、具体的な内容をご紹介します。
まず、遺品整理を行った際に、現金を見つけた場合は残しておくべきでしょう。
捨てる方はいないかもしれませんが、見つけるのが難しいと言えます。
現金は、俗に言うへそくりとして、タンスや引き出しの中に隠されている場合があります。
このような可能性を考慮して、捨てないように注意する必要があるでしょう。
また、預金通帳も残しておきましょう。
こちらも現金と同様に、隠されているケースがあります。
もし複数の手帳が発見された場合、1つの場所にまとめて管理することをおすすめします。
遺品としての通帳は、銀行口座が凍結されているため使用できませんが、凍結解除の手続きを行うために必須ですので厳重に保管しておきましょう。
印鑑や契約書類なども残すべきでしょう。
発見した直後は、どのような契約なのか分からない場合でも、後々契約解除を行う際に必要です。
見つけた鍵も1カ所に管理することをおすすめします。
どこに対応しているのか分からない鍵であっても、金庫やロッカーなど、大切なものが管理されている場所の鍵である可能性があります。
その他にも、売れる可能性のあるものも残しておきましょう。
遺品整理業者は、その場で買取を行う場合もあり、骨董品を売ることで、遺品整理の代金が安くできることもあります。
売れるかどうかが自分で判断が難しい場合は、業者に見積もりを取ってもらうと良いでしょう。
故人の思い出の品も残しておくことをおすすめします。
故人が亡くなった直後は、故人の思い入れが強かったものを見るとショックかもしれません。
しかし、時間がたてば、故人との記憶を思い出すために必要なアイテムとなるでしょう。
精神的に不安定な時期に遺品整理を行い、衝動で捨ててしまうと後悔しがちです。
そのため、遺品整理は時間をかけて行いましょう。
□遺品整理で残すべきものを捨てないために
遺品整理で、残すべきものを捨てて後悔しないために注意することがあります。
それは、遺品整理当日までに何を残すのかを決めておくことです
その際には、実際遺品整理するまで、あるかどうか分からないものに関しても決めておくと、遺品整理での失敗を防げます。
また、残すと決めたものに関しては、遺品整理業者に確実に伝えておきましょう。
遺品整理では、大量の遺品を分別しますが、遺品整理業者はこの作業のプロですので、細かく分別している最中に望みの品を見つけてくれるでしょう。
遺品整理業者に依頼する場合は、完全に信頼できる場合を除いて、遺品整理に立ち会うことをおすすめします。
仮に、依頼したのが悪徳業者で、遺品整理に立ち会っていなかったとしたら、現金が引き出しから見つかったとしても、依頼人に報告されずに持ち出されるかもしれません。
□まとめ
今回は、遺品整理で捨ててはいけないものと、それらを捨てないための注意点について紹介しました。
金品は残しておくべきことが理解できますが、思い出の品で後悔することも多いです。
そのため、遺品整理業者と協力して遺品整理を進めてみてはいかがでしょうか。